研究・出版物

研究の内容

  • これまで、人生の中で起きるトラウマやストレスフルな出来事をきっかけにして、人が、どんなふうに、心理的に、認知的に、社会的に、そして精神性的に変わるのかということについて研究をしてきました。私の日本語での履歴書は、ここに載せてあります。
  • つらい体験に引き続いて生じるいろいろなことに関しての、幅広い研究にたずさわっていますが、これまでは、心的外傷後成長(ポストトラウマティック・グロウス)というキーワードに関係した研究を多く行ってきました。これは、人生における危機的体験や非常につらく大変な出来事を経験するなかで、悩み・もがきなどを通して、人間として成長すること、そのような実感があることを意味します。
  • 現在は、変化が起きる瞬間、変化が起きたと実感する瞬間に着目して研究を行っています。

論文について

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  • 2019年8月発行の体育の科学(杏林書院)第69巻8号に「ネガティブな体験が導く心の成長:アスリートになぜ逆境がふりかかるのか」を寄稿致しました.Capture
  • 2016年12月15日発行の日本精神衛生会「こころと社会」第166号(47巻4号),『メンタルヘルスの広場』に,「心的外傷後成長 PTG (Posttraumatic Growth):何が本当か. p.109-113」を寄稿致しました.
  • 2017年9月発行の金剛出版による雑誌,臨床心理学101,第17巻5号に「レジリエンスとPTG(Posttraumatic Growth)」(P.654-658)」を寄稿しました.img_3645.jpg

出版物について

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Taku(2014)

  • 博士学位論文を風間書房から出版いたしました。題名は、「外傷後成長に関する研究:ストレス体験をきっかけとした青年の変容」で、2005年に名古屋大学に提出した論文を中心にまとめなおしたものです。この本の出版にあたっては、風間書房様にずいぶんお世話になりました。またオークランド大学から助成金をいただいたおかげで出版することができました。深く感謝いたします。
  • また金子書房から、近藤卓先生の編著で「PTG心的外傷後成長:トラウマを超えて」という本が出版されました。私はこの中のひとつの章を担当させていただき、「アメリカにおけるPTG研究:文化的観点から」というタイトルで執筆しました.